サブプライムローン

ちょっとしたことから、サブプライムローン投資信託の配当に及ぼした影響を調べることとなった。
といっても、私も素人同然なので、日経新聞とネットで、ざっと調べたくらいだが。


NIKKEI NET の「投資信託ニュース」には、

「国内で個人が購入できる投資信託の一部に、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に裏付けされた証券が組み込まれていたことが分かった。組み入れ比率はわずかで、運用成績への直接の影響はほとんどない」(http://markets.nikkei.co.jp/fund/news.cfm?id=d2c0204t05&date=20071105より)

と書かれている一方で、

「米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した株安・円高を背景に、国内の投資信託の運用成績が急速に悪化している。投信の時価を示す基準価格が、運用環境が悪化し始めた6月末から8月16日までどのくらい下がったかを調べたところ、海外の不動産投資信託(REIT)で運用する投信の落ち込みが目立った。市況の悪化と円高がダブルパンチで効いた格好だ」(http://markets.nikkei.co.jp/fund/news.cfm?id=d2c1704h18&date=20070818より)

とも書かれている。

上ではサブプライムローンにより「運用成績への直接の影響はほとんどない」と書かれている一方で、下では、「運用成績が急速に悪化している」と書かれているため、一見すると矛盾しているように読める。
矛盾なく解釈するためには、「国内で個人が購入できる投資信託」(上)に「海外の不動産投資信託(REIT)で運用する投信」(下)は含まれないと解釈するしかない。
すなわち、REITは投資信託の特殊な形態であり、サブプライムローンに大きな影響を受けたが、ほかの一般的な投資信託については、サブプライムローン証券の組み入れ比率はわずかであるため、影響はほとんどない、との解釈。この解釈でよいのだろうか…
この解釈の前提として以下のことが必要である。

・証券を中心に運用している投資信託に、REITは組み込まれない
・逆に、REITにも、証券は組み込まれない

この前提は成り立っているのだろうか?