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- 作者: 野口旭,浜田宏一,若田部昌澄,中村宗悦,田中秀臣,浅田統一郎,松尾匡
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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とりあえず、野口著・序章、浜田著・第六章、松尾著・第八章を読んだ。
野口による「専門知」VS「世間知」という見方に対して、松尾は「経済学的発想」VS「反経済学的発想」という見方を示している。(そもそも、この二つの見方は必ずしも対立するものではない気がするが。)
松尾は野口の見方をうまく一般化(?)して、野口らの説がより説得性を増しているように思えた。
また、第六章で浜田は小泉元首相に手紙まで書いていることが書かれていたが、結構親しかったのだろうか。一緒に食事に行ったとも書いてあったし。もっと小泉評を読みたかった。若田部や竹森も、小泉の後半の経済政策についてはある程度評価していたのをどっかで読んだ気がするが…
『マルクスのつかいみち』の続編でないかな…
実現するはずないが、以下、勝手な企画案
書名『(仮)マルクスの罠』
討論:「経済学的発想」VS「反経済学的発想」
討論者:稲葉振一郎・松尾匡・金子勝
金子はその名も『反経済学――市場主義的リベラリズムの限界』という本を書いている。
討論:マルクスの罠
新書で出したほうが売れる気が…